テニス肘

松原市天美南、河内天美駅から徒歩2分!

「東新町整骨院 あまみ院」です。

ドアノブを回す時や、ペットボトルのフタを開ける時など、手をひねった瞬間に肘の外側がズキッと痛むことはありませんか?

その痛みテニス肘(上腕骨外側上顆炎)かもしれません!

「テニス肘」という名前から、スポーツをしている人に起こる症状だと思われがちですが、実際にはテニスをしていない方にも多くみられます。とくに仕事や家事などで手首を繰り返し使う中高年の方に多く、日常動作の積み重ねによって発症するケースがほとんどです。

テニス肘は正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれ、肘の外側に痛みが出るのが特徴です。物をつかんで持ち上げる、タオルを絞る、フライパンを持つ、パソコンやスマートフォンを操作するといった動作で、肘の外側に鋭い痛みや違和感が生じます。

原因の一つは、前腕伸筋群の使いすぎです。

とくに短橈側手根伸筋や総指伸筋、長橈側手根伸筋といった筋肉は、肘の外側にある上腕骨外側上顆に付着しており、手首を反らす動作や指を伸ばす動作の繰り返しによって、付着部に過度な牽引ストレスがかかります。

さらに重要なのが姿勢との関係です。巻き肩の姿勢になると、肩関節が内旋・内転位となり、腕全体が内側に入りやすくなります。その結果、前腕では屈筋群が優位な状態になりやすくなります。屈筋群が過剰に緊張すると、拮抗筋である前腕伸筋群は常に引き伸ばされた状態となり、外側上顆に付着する伸筋群への負担が増大します。

このように、巻き肩によって屈筋群が優位になると、外側上顆は常に牽引される状態となり、炎症が起こりやすく、また治りにくい環境が作られてしまいます。そのため、テニス肘の改善には、伸筋群への局所的なアプローチだけでなく、過剰に緊張している屈筋群を緩め、前腕全体の筋バランスを整えることが不可欠です。

当院で行う治療🌱

初期の段階では「ちょっと痛いだけ」「使いすぎかな」と我慢してしまう方が多いですが、無理を続けると炎症が長引き、安静にしていても痛みが出るようになることもあります。そのため、早めに負担の原因を見極め、適切なケアを行うことがとても重要です。

当院では、肘周囲の施術に加え、前腕屈筋群・伸筋群の緊張をほぐし、肩甲骨や胸郭の可動性改善を行い、巻き肩の修正を目指します。これにより、肘に集中していた負担を分散させ、日常生活や仕事動作でも痛みが出にくい状態へ導きます

セルフケア💆‍♀️

1. 肘を軽く伸ばす

2. 手のひらを上に向ける

3. 反対の手で指を軽く引く

4. 10〜15秒×数回

「テニスをしていないのに肘が痛い」「家事や仕事で肘がつらい」という方は、肘だけでなく姿勢や筋肉バランスが原因になっている可能性があります。早めのケアで、再発しにくい身体づくりをしていきましょう✨

東新町整骨院 あまみ院