野球肩

松原市天美南、河内天美駅から徒歩2分!

「東新町整骨院 あまみ院」です。

投球時に肩が痛い。思い切り投げたいのに投げられない。

このような悩みを抱えている選手は少なくありません。

いわゆる「野球肩」と呼ばれるものにはいくつかの種類がありますが、今回は振りかぶった時(コッキング期)に生じる痛みについて説明します。

コッキング期とは、腕を後方へ引き、肩関節が最大外旋位(腕をいちばん後ろまで引いた位置)になる瞬間のことを指します。

この時、肩関節には外旋ストレスと同時に、上腕骨頭が前方へ押し出されようとする大きな力が加わっています。

本来、この不安定になりやすい肢位でも肩関節が崩れないように、棘下筋を中心とした腱板が働き、骨頭を関節の中央に保ちながら安定させています。つまり、正常な状態では振りかぶっても骨頭は前にズレず、「中心で回る」ことができています。

しかし、投球動作の繰り返しによるオーバーユースが続くと、

・後方関節包の柔軟性低下(後方タイトネス)

・棘下筋の疲労・硬化

・肩後方の組織の滑走不全

が生じます。

後方が硬くなると、本来必要な「骨頭が後方へわずかに滑る動き」が出なくなり、逃げ場を失った骨頭は前上方へ偏位します。

この骨頭の前上方偏位によって、肩前方の組織(上腕二頭筋長頭腱や関節唇など)に過剰なストレスが集中し、振りかぶった瞬間の引っかかりや痛みとして現れます。

つまり、痛みは前に出ていても、原因は後方の硬さと機能低下にあるという点がこの障害の大きな特徴です。

このタイプの野球肩では、単純な筋力強化や局所的な処置だけでは十分な改善が得られません。重要なのは、肩関節の「位置異常」を整えることです。

肩を無理のない範囲で動かしていくことで、硬くなっている肩の後ろの関節包や棘下筋に刺激を与え、失われている柔軟性を少しずつ取り戻していきます。

そうすることで、肩関節が本来のスムーズな動きを取り戻し、投げたときに起こる引っかかりや痛みの軽減につながります。

セルフケア⚾️

痛みを再発しないようにするためにはほぐすだけでなく、棘下筋のトレーニングをする必要があります。

① チューブを柱やドアノブなど、体の横の位置に固定します。

② チューブを持ち、固定した側と反対の手で握ります。

③ 肘を90度に曲げ、脇にタオルを軽く挟んで、上腕を体幹につけます。(脇を開いてしまわないため)

④ 肘の位置を動かさないまま、チューブを外側へ引っ張ります。

⑤ 肩がすくまないよう注意しながら、ゆっくり引いて5秒キープします。

⑥ ゆっくり元の位置に戻します。

⑦ 10回前後、痛みのない範囲で行います。

肩の痛みは「投げすぎだから仕方ない」と思われがちですが、実際には関節や筋肉のバランスが崩れていることが原因になっているケースも多くあります。

痛みを我慢したまま投げ続けてしまうと、症状が長引いたり、パフォーマンス低下につながることもあります。

「思い切り投げたいのに投げられない」「投げると肩に引っかかる感じがある」

そんな症状がある方は、早めに身体の状態を確認することが大切です。

気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

東新町整骨院 あまみ院