- 腰に強い痛みがある
- 頭痛・めまい・耳鳴りがある
- 他の整骨院や整形外科に通っているが、改善していない
- 薬や湿布でごまかし続ける生活から抜け出したい
- 心の底から強く、今の症状を改善したいと思っている
ぎっくり腰多発中!!いつもと違う感覚は気を付けて!
みなさん、明けましておめでとうございます!!
大阪府松原市、東新町整骨院あまみ院です!
本年もよろしくお願いいたします!
本日のテーマは『ぎっくり腰多発中!!いつもと違う感覚は気を付けて!』です!
テーマの名の通り、当院において、12月から『ぎっくり腰』で来られる患者さまがとても多く、またこのお正月休み明けも、『急に腰が痛くて…』とお電話を頂いたのもあるので、年明け1発目のブログは“ぎっくり腰”にしようと思った次第です。
なので、“ぎっくり腰”とはなんなのか?どういった症状なのか?どんな治療をするのか?どれくらいで治るのか?などといったポイントでお話していきたいと思います。
①“ぎっくり腰”とはなんなのか?
まず“ぎっくり腰”とは俗称であり、正式な病名は『急性腰痛症』です。
突然腰に強い痛みが生じる状態を指し、この痛みは通常、重いものを持ち上げたり、体をねじったりする動作をしたときに起こりますが、何もしていない状態で起こることもあります。
大まかな部分でのぎっくり腰の主な症状を調べると、まず
腰周囲に突然発生する激しい痛みで、この痛みはしばしば熱感や炎症を伴います。
痛みが強いため、日常生活や仕事に大きな支障をきたすことが特徴的です。
重症の場合、寝姿勢を維持することや寝返りを打つことすら難しくなります。
とあります。また、炎症が起きていることを前提としているので、安静が絶対第一で、冷やすことが大事とまで書いてあります。
しかし、私たち臨床の現場において、“ぎっくり腰”の症状の患者さまをたくさん診ていますが、炎症が発生しているケースは20%もありません。
そもそも、ぎっくり腰の発生箇所は、脊柱起立筋などの腰を支える筋肉や筋膜、仙腸関節や腰仙関節などの関節を支えている組織が主に考えられます。しかし、具体的な原因は人により異なり、日常生活中の些細な動作でぎっくり腰を起こすケースも多くあったり、何もしていなくても突然動けなくなった症状もあります。
その中で炎症が確実に発生する原因は、腰を伸ばそうとしたけど、不可抗力(予期せぬ形で)で縮められた状態の時には確実に起こります。
日常であるような動作だと、
・軽いと思って持ったものが、重たかった
・地面に置いてある重いものを持ち上げようとした時
など、自分は腰を伸ばそう、起こそうとして腰の筋肉を縮めているのに、下に落ちる力の方が強く働き、無理やり引き延ばされてしまう状態です。これを運動学・解剖学的な用語で筋肉の“遠心性収縮”といいます。
・重い買い物袋を手で持ち上げる
・ダンベルを持ち上げて、ゆっくり下に下ろしていく
この遠心性収縮自体は、問題ありませんが、この状態で、筋肉が耐えれなくなると、いわゆる肉離れ(急に走り出して、太ももの裏の筋肉の繊維が切れるなど)が発生します。
これは明らかに筋肉自体が切れてしまうので、出血も伴いますし、修復しようとして炎症物質を損傷部位に送り込まれるので、熱感や腫れたりはします。
この時は自覚症状としても、疼いて痛むので、その痛みを鎮めるために冷やしたりすることが先決になります。
こういった形が腰で起きているのが“炎症を伴うぎっくり腰”なんですね。
私自身も、こういった『ぎっくり腰』もたくさんみてきましたが、まず“自力”で動けません。
誰かに抱えられてきたり、車いすで来られた方などもいらっしゃいました。
そういった方たちは、やはり負傷した初日は、炎症が起きているので、“痛み止め”を飲むことと“コルセット”をしておくことを言います。
そして治療自体は、次の日か、その次の日から始めていく旨をお伝えして、いわゆる応急処置で帰ってもらうこともあります。なぜなら炎症は72時間というタイムリミットがあるため、その時間以上、炎症が起き続けていることは、その痛みが発生した原因ではありえないためです。
(※細菌感染などで炎症が起きているのは、話が別です。)
これがまず、炎症が伴っている、“ぎっくり腰”ですが、冒頭でも述べたように、このぎっくり腰は“ぎっくり腰”全体の20%未満しかありません。
では残りの80%は何なのかというと、“腰部の筋肉が一過性に収縮し過ぎている状態”がほとんどです。
もちろん炎症が伴っているぎっくり腰と同様に、“動けない”などと訴えますが、誰かに抱えられてではないと動けないほどではありません。
たいていは“ゆっくりだと動ける”や“寝返りを打てない”・“朝、顔を洗う体制や前に屈めない”など特定の動きができなくなります。
こういった“ぎっくり腰”はそもそも炎症も起きていませんし、むしろ筋肉は伸び縮みすることが正常なので、この炎症が発生していないぎっくり腰は筋肉が縮まりすぎていて、特定の動きができない状態なので、まずは“痛くても動ける状態”にすることが第一目標になります。
ただし、僕もこのぎっくり腰になったことがありますが、“動かして治そう”と思って、動かせましたが、まず動けなかったです(笑)
痛くても動ける状態に持っていくまでの手段は、やはり専門家の仕事なんだなと思いました。
今回のブログだけでは書ききれなかったので、次回も“ぎっくり腰”についてお話していきます!
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執筆者:鍼灸師 東新町整骨院あまみ院 芝崎拓実
皆様が今以上に楽に生活を送って頂けるように、痛みや不調の根本的な原因を改善するための知識・技術を日々追及しています。日常生活での使い方のクセや仕事やスポーツなどでの身体の使い方など、ご自身では気付けていない痛みや不調の元となる悪い習慣を改善できるように、身体の使い方や普段からできる筋トレやストレッチなどもアドバイスさせていただきます。
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